この受信機の良さは、やはり何といっても長時間聴いていても疲れない音の良さです。
私の手持ちの他の受信機であるICOMのIC-R75や日本無線のNRD-345と比べても、音に角がなくやわらかい印象の音がします。
また、トレブル、バスに分かれてのトーンコントロール調整ができる点もポイントは高いです。
現在は、ヘッドホンにゼンハイザーのPX100-Ⅱ、スピーカーにはパソコン用のSOMAのXtremeMacを使っているのですが、内蔵スピーカーを使っても音質的には特に不満はありません。
ただ、内蔵スピーカーは、筐体上面についているので、聴いていて若干明瞭度が落ちるため、最近は外部スピーカーを使っています。
次いで素晴らしいのは、その作りです。
がっしりした筐体、つや消しのメインパネル、ずっしりしているけど軽い動きのメインダイヤル、どれを取っても安っぽさがなく、受信機然とした所がなく、インテリア的にも部屋になじむかと思います。
まあ、受信機然とした所がない、という点については好みが分かれるかと思いますが。
感度については、IC-R75やNRD-345で聞こえない局が、こちらでは聞こえると言うほどの差はありません。
ただ、受信機能は豊富で、4種類のバンド幅のフィルター、フィルターを上下の周波数にずらすことができるパスバンドシフト、3種類のオートゲインコントロール(AGC)、VFO、RFゲイン調整、IFゲイン調整、同期検波、豊富な受信モード(CW,LSB,USB,NFM,DATA,同期AM)と盛りだくさんです。
はっきり言って未だ全部使い切れていないかもしれません。
続く