WWVとWWVHと言われて、「アメリカの標準電波局ね」とわかる日本人はBCLの人以外殆どいないと思いますが、月刊短波9月号によりますとこの2局が、予算削減のあおりを受けて廃局になる可能性があるとの記事が出ていました。
まだ、決定と言うわけではないようなのですが、トランプ政権のもと風前の灯といった所でしょうか。
短波帯の標準電波局は、世界的に縮小の傾向にあるようで日本の標準電波局JJYも、短波帯の放送は十数年前に終了してしまい、今は40kHzと60kHzだけが稼働しています。
標準電波局というのは、正確な時刻と周波数を24時間送信し続けなければいけないので、昔は技術的に難しく、ある意味国家の威信をかけて、と言うような所があったようです。
私もBCLを始めた頃は、珍しがって受信報告書を送っていました。
一体どんな報告書を送っていたのか自分のことながら不思議ですが、確かWWVHにも送ったような記憶があるのですが、カードはみつかりませんでした。
手元にあるのは、JJYとオーストラリアのVNGのカードのみで、このVNGも現在は停波したようです。
こう言った世界の流れから行くと、WWVとWWVHの停波も時間の問題なのかもしれません。