家の中を整理していたら昔のクリスキットの記事が出てきました。

我が家では未だにクリスキットのオーディオアンプを現役で使っていますが、設計者の桝谷氏が亡くなられて20年、クリスキットの販売も終了から15年が経ちました

私の持っているクリスキットは販売終了直前に購入して数年前に組み立てた二代目で、まだ使用開始から数年程度なので、これからもまだまだ使っていきたいと思います。

私のクリスキットの出会いが、今回我が家で発掘されたこの「ラジオの製作」の記事です。

これが、いつのものであったのかはっきりしないのですが、記事の中でYMO(Yellow Magic Orchestra)のことが出ているので、たぶん1980年頃かなとは思います。

当時中学生であったであろう私にはプリアンプとメインアンプと合わせて10万円のアンプ、しかも完成品ではなくキットのアンプを買うのはとても無理だったので、繰り返しこの記事を読んでいたのでしょう。

当時この記事をワクワクしながら読んでいつかはクリスキットと思い続け、結局この記事を読んでから、約10年後に設計者の桝谷氏に電話して大汗をかいたのでした。

当時は一度電話をしてご本人の審査を受けないと、カタログすら送ってもらえないというシステムだったのです。(機嫌を損ねて、怒鳴られた人も多数いたらしい。)

当時の職場から気軽に電話したのですが、「今どんなアンプをつかっているのか?」「どんな音楽を聴くのか?」などの質問を矢継ぎ早に受けて、ご高説を拝聴した上で、やっと「じゃぁ、送料を切手で送ってください。」とのOKが出たのでした。懐かしいなぁ。

手元のプリアンプMark-8Dは、桝谷氏の「これからの時代、アナログレコードを聴く人間などもういないだろう」という考えのもとに、イコライザーアンプも撤去されています。

今のデジタル全盛&アナログレコードの復活という時代に桝谷氏がいたら、どんなアンプを設計したのだろう、と想像してしまいます。

2024年6月追記

2024年現在もクリスキットアンプは、ブルートゥース受信機をつなげて寝室で元気に活躍しています。

音源はiphoneになってしまいましたが、まだまだ現役で行けそうです。

真空管アンプにはかないませんが、トランジスタのディスクリートアンプも今となっては味わい深いものがあります。