久々にワールド無線を見ていたら、見慣れないラジオを発見しました。もしかしたらだいぶ前からあったのかもしれませんが、型番から見て新規の上位機種かと思われます。
TECSUN PL-990とH-501の2機種です。
PL-990は、PL-880及び680の上位機種、H-501は、PL-398MPの上位機種のように見えます。
PL-990の方は受信機能としては、既存の880や680とあまり変わりがないようです。
ただMP3などの音声を再生できるようで、筐体上部に音声再生用のボタンを見ることができます。それ以外は何が違うのかちょっとわかりません。
私がちょっと興味を魅かれたのはH-501の方です。
どちらの機種も既存の機種と比べてオーディオ出力機能を強化しているようですが、H-501の方は筐体が巾28cmでかなり巨大なラジオになっています。
スピーカー自体はそれ程大きくないようですが、筐体が大きいということは音声、特に低音にとっては良いことなので、FMなどを聴くには良いラジオかもしれません。
かつてSONYにICF-SW77という究極の大型BCLラジオがありましたが、手元のカタログを見ると、大きさはH-501とほぼ同じ大きさです。
価格は、H-501がワールド無線で42,800円、Huaqiang internationalというたぶん中国のサイトで445USドル、PL-990の方はワールド無線にはなくHuaqiang internationalで400ドルで出ています。
ラジオで4万円というと、これはもうかなりの高額で相当なマニアでないと手は出さないと思いますが、こんなラジオを今の時代に出してくれるTECSUNには畏敬の念を持たざろう得ません。
ただこれだけ音声機能を強化するのであれば、受信音を録音、保存できる機能があれば良いと思うのですが、何故かTECSUNのラジオは録音機能を持ったものがありません。
DEGENには録音できるラジオがあるので、できないことはないと思うのですがね。