先日の記事で購入したTECSUN PL-680の帯域幅設定を狭帯域にすると受信周波数がズレるとの記事をアップしました。
その後、この記事を読んだ”ななみ”さんから「YouTubeにPL-660の周波数ズレの較正方法が出てますよ。」と教えていただいたので、やってみました。
すると周波数ズレ直りました。同期検波の効きも今のところ、うまく行っているようです。
YouTubeは、英語による説明だったのでこちらで備忘録として、日本語で方法を載せておきます。
“ななみ”さん教えて下さり、ありがとうございました。
TECSUN PL-680 周波数ズレ較正方法
前提状況
帯域幅設定で”狭帯域”に設定すると本来の周波数より”2kHz”下に受信周波数がズレる。
例)ラジオNIKKEIの6055kHzが、6053kHzでちょうど合うように受信される。
較正方法
1.周波数のズレを確認する。
上記例だと、ラジオNIKKEIが6053kHで最大感度であることをSメーターと音で確認します。
2.周波数ダイヤルを回して、液晶表示部に本来の正しい周波数を表示させる。
上記例だと、6055kHzに合わせます。この時点では当然、ズレた音になります。
3.エアバンド選択ボタン [AIR] を長押しして、液晶表示部のバックライトを点滅させる。
バックライトの点滅は、5秒ほどで終了して、元に戻ってしまいますので、次の4.の操作は早めに行います。
4.周波数ダイヤルを回して、2kHz下の最大感度となる周波数に合わせる。
上記例だと、6053kHzの最大感度の周波数に合わします。音はピッタリ合った音になります。周波数表示は6053kHzになります。
5.テンキーの[ 1 ]ボタンを押して、バックライトの点滅を終了させる。
上記例だと、周波数表示は6055kHzになり、Sメーター最大、音もピッタリになります。
以上で終了です。
注意点
その他に、現時点でわかったことは
- 私の受信機では、較正できる周波数の幅は、6kHzが最大である。
- 6kHz以上較正しようとすると [Err ]表示となり、較正前のズレた状態に戻る。
- 較正前のズレた状態が、工場出荷状態、つまりデフォルトになる。
- 電源をオフにしても、電池を抜いても較正は、そのまま保持される。
- 狭帯域だけでなく、広帯域でも同様に較正が可能である。
まとめ
この較正は、あくまで表示と実際の周波数のズレを一時的に直すもので、根本的な修正ではないようです。
もちろん実際上はそれで充分ですが、ズレた状態がデフォルトなので、電池を抜いたまま長期間放置したりすると、元のズレた状態に戻るものと思われます。
それでも、較正方法があるとわかっただけでも良かったです。